「都市住民のための防災読本」渡辺 実/新潮新書


「都市住民のための防災読本」渡辺 実/新潮新書

「都市住民のための」と銘打つだけあり、高層難民と帰宅難民に多くのページを割いている印象。
逆に田舎だったら、コンパクトシティなども入れたのかな。

防災は、常に「やらなければならないこと」と「現実的にやれること」の見合いです。(127頁)

もっとリアリズムに即して考えれば、「政府の機能不全」もカウントしたうえで、実際の現場が決断を下せるような災害対策を立てておくことが必要なのです。(144頁)

「皇国の守護者」にあった「上官が死んでも戦い続けられるようにするのが軍隊」みたいな描写を思い出した。

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