基準値(牛乳とか20mSv/年とか)について思う
牛乳
なんかまた牛乳が話題に…と思ったら、↓のせいか。
【放射能漏れ】乳牛移動し原乳出荷可能に 福島・避難区域の100頭 – MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110525/trd11052522590018-n1.htm
牛乳に出やすい放射性ヨウ素は半減期が8日だから、放射性物質が漏れ続けていない限り、2ヶ月以上経ったいまではそんなに出てないんじゃないの?と思ってたけど、やっぱり汚染が酷いところは長引くのね。
チェルノブイリの時の牛乳は370-3700ベクレル/kgらしい。
(文章を読むと、3700を目標にしたけど徹底されなかったように読める…)
http://www.enup2.jp/newpage35.html
日本の基準値は300ベクレル/kg
でも怖いなら無理して飲まなくても良いとも思う。
べつに牛乳を飲まなくても死なない(逆に他に手段がないなら、ちょっとくらい基準値を超えてても水やミルクを飲ませるしかない)。
でも、福島産と言ってもピンキリだろうから、すごく努力してる人は気の毒。
汚染されていない飼料や水で飼育していたなら問題ないだろうし。
福島第1原発:「家畜の安楽死」難航 無断放牧など混乱も – 毎日jp(毎日新聞)
区域内で酪農を営む男性は3日に1回、警察の検問を避け山道を通って牧場に入り、餌やりを続ける。しかし、先月29日に牧場に着くと、「餌を与えないのか」「命は殺していいものと子どもに教えるのか」などのビラ約60枚が張られていた。
今月17日には、牛舎の戸をこじ開けられ、約130頭の牛のほとんどが外に出されていた。水をやろうとしたのか、水道から無理にホースを引っ張った跡があり、蛇口が壊され給水できなくなっていた。水を飲もうとしたのか、ぬかるみにはまって動けなくなった牛も26頭おり、助け出せないという。
屋根付きの牛舎から出さず、梱包(こんぽう)された干し草を与えていたのに、外に出た牛は屋外の青草を食べている。牛舎に戻したいが、時間も人手もない。
人によってやることが極端だなあ…。
2ヶ月も経ったのに牛舎内で生きてるなら、誰かが世話をしてるってことだろうに。
ソースはだいじに。
http://twitter.com/#!/kazukazu721/status/73355365005262849
@kazukazu721
確実になります。4年後から、東日本で子供がバタバタ倒れて死んでいきますから。RT @mikaSouverain65 「結果的に大パニックになりますから。」なりますかね?例えば、大爆発したら?…もうしてますよね。。。このまま情報統制が続き、パニックは一部の人間だけに起きると
「小児甲状腺癌が増えるんじゃね」ならまだしも(でも過去の統計的には増えるという根拠も微妙?)、これは呪詛か何かですか?
作業員に関しては、むしろ30年追跡調査すると、死亡率は平常時より低くなるんじゃないかな。
調査の存在そのものが、調査結果に影響を及ぼしちゃうことを差し引きして考えるのは難しいね。
山本太郎の主張は、これと似てるようで、賞賛する気にはなれないなあ…。
このタイミングだったら、すごくトンデモなこと言っても、「保身を考えずに反原発を主張」すれば賞賛されるんじゃね?なーんて。
もっと穏やかかつ確実な方法はなかったのだろうか?
山本太郎、福島の親たちとともに文科省前で抗議活動!学校の放射線量年20ミリシーベルトの撤回を!「何も行動しなければ、僕は自分を許せない」 – シネマトゥデイ
平常時1mSv/年と非常時20mSv/年
iina_kobe 10:36am via Echofon
政府は、20mSv/yで問題ないから、20にしたんであって、それが不安ならば、自分で避難すればいいじゃない。言い換えれば、20で問題が起これば、政府が責任を持って保証してくれるって事だし。何を考えて20を撤廃して欲しいのか、さっぱりわからん。
iina_kobe 10:22am via Echofon
20mSv/yは、別に20mSv浴びろ!って言ってるんではなく、そこに住めるように改定しただけでしょ。20mSv/yにあげるか、強制退去かの二択だから、好きな方選べばいいやん。チェルノブイリは100mSv/yの上限やったんやから、前代未聞でもなんでもないし、広島長崎の例もあるし。
ちょっと過激だけど、基本的には↑の意見に賛成。強制退去は最悪だ。
「チェルノブイリでさえ5mSv/年なのに」という意見も聞くけど、その条件が適切だったかの評価無しには語れないし、
東日本大震災:福島第1原発事故 土壌汚染、県内600平方キロに--NUMO研究員 – 毎日jp(毎日新聞)によると
チェルノブイリ事故では年間5ミリシーベルトの被ばくを居住禁止の基準とした。自然に被ばくする線量は世界平均で年間2・4ミリシーベルト、ブラジルやイランの一部地域では同10ミリシーベルトに達していることを考慮すると厳しかった。今回の事故で政府は、国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告を基に空間線量年間20ミリシーベルトを避難地域の基準にしている。
チェルノブイリみたいに食物の汚染が半端ないわけでもない。
じゃあなんで、騒いでいるのかを考えてみる。
・「20mSv/年以下だからOK」と許可あるいは強制される物事があって不服?
「政府の基準以下なので、外で体育をやります」とか「20mSv/年以下なので、校庭の土の入れ替えは行いません」とか。
人によっては1mSv/年でも「うちの子は体育を見学させてください!!」ってなりそうだから、匙加減が難しいけど、この気持ちは分かる。
でもこの場合、問題は基準値じゃなく具体策を講じるかどうか。
・20mSv/年以下でも、保証(補償も含まれるかも)して欲しい、ということなのかも?
福島市の人が、自主避難しようとしても、基本的に援助がないし、賠償金なども支払われない。
※基本的に…30キロ圏内住民の受入を表明している自治体が多いけど、”福島県民ならOK”としているところもあるし、明文化されて無くても受け入れてくれるところはある。
でも、この期に及んで1mSv/年なんて無理だよー。
もうちょっと現実路線で行こうよー。
もちろん少ないほうが良いんだけど、放射線の影響については色んな主張があって、どの程度警戒したら良いのかの線引きが、人によって差がありすぎるのが難しい。
どこまでが風評被害で、どこからが現実にあり得ることなのかが分からない。
ただ、「平常時の基準値」ってのは、安全かどうかのギリギリラインじゃなくて、「可能な限りゼロに近い数値」ってことは理解しておく必要があると思う。
仮に20mSv/年が安全だとしても(一応仮定にするw)、普段の放射線量が0.5mSv/年なのに基準値を20mSv/年にする必要は無い。
ちなみに胃のX線が4mSv/回、CTが7~20mSv/回らしい。
NHK「かぶん」ブログ:NHK | 解説コーナー | 【解説・被ばく限度は1ミリ?20ミリ?100ミリ?】
NHK「かぶん」ブログ:NHK | 解説コーナー | 藤原記者が答えます・日本と海外の安全基準について
常時は「限りなくゼロに近づける」ことが目標で、非常時は「健康に影響が出ないレベルを維持する」というのが目標となります。
ついでに
武田先生が「放射線は体に良い」と言っていた件。
武田邦彦 (中部大学): インフルエンザとはなにか? (4)
これ読んでもなんだか胡散臭い人だなあ…と思っちゃうんだけど。