001話 そうだ、着物を買おう―私が着物を躊躇う理由―
ここ10年ちょっと、アンティーク着物を眺めては悶える生活をしていたんですが、今年はなぜか着物やさんの福袋@イオンのチラシが目に入りました。
洗える着物(9800円)+帯+襦袢+足袋風靴下+半襟の5点セットで1万円。
こ、これは…この価格なら挑戦できるかも…!?
アンティーク着物ってレトロで可愛いですよね。
シアン×紫のような、いまでは考えられない配色(そもそも発色が違う)に、レトロ柄。
成人式は「”いかにも”な振り袖なんてイヤー。面倒だし!!」と斜に構えてスーツで出席したのだけど、アンティーク着物には興味がありました。
#成人式の着物も、いま思えば叔母のお下がり(=昭和40年代半ば)のそれは、金の格子(亀甲だったかな)柄×赤で
#それはそれで時代がかってて…着ておけばよかったと後悔してます。
だから、フリマなんかで安い(けど柄が気に入った)着物を買ったりしたことはある。
…あるんだけど、「着物を着られる人になる」のにはけっこう障害があって。
1.お金がない(^q^)
第一はコレ。
生活がカツカツとかそういう訳じゃないけど、「着物にそんなにお金はかけられないよー」っていう。
長襦袢が5千円くらい?あと帯と紐と草履と…だいたい2万円くらいかかっちゃうかなあ、と思って二の足を踏んでた。
2万円あったら東京まで往復できちゃうじゃん。芝居が1本観られるじゃん!(新○線でなければ2本観られますねw)
2.身長がやや高め
165cmなので、現代日本人としては別に高くないけど、アンティーク着物はサイズがなかなかない→安く買えない
思い込みかもしれないし、いろいろ方法はあるみたいですけどね。
3.着付けできない
浴衣は着られるんだけど、お太鼓は無理じゃん…?
4.いつ着るのか?(どう着るのか?)
とくにアンティーク系のカジュアルな着物の場合、一種の「コスプレ」だと思う。
お茶(習ってないけど)やお芝居には着ていけないし。
着ている人を見ると「素敵だなー」と思う反面、こじらせ女子的な自意識が「これってコスプレ?私イタイ人?」と反応してしまう。
あと、実は和物があんまり好きじゃないんですよ。
縮緬細工とか藍染めとか、おかんアートに近しい盛り系のコテコテ和雑貨には魅力を感じないのだけど、和が好きというとそっち寄りのものを勧められたりして苦手意識があった。
という理由から、二の足を踏んでたんだけど、今回は「これなら買ってみようかなあ」と何となく思ったのでした。
障害その4は解決していないけど(笑)。