情報リテラシーと陰謀史観


情報リテラシーについて (内田樹の研究室)

情報リテラシーとは一言で言えば「情報についての情報」である。
(中略)
情報リテラシーが高いというのは、自分がどういう情報に優先的な関心を向け、
どういう情報から組織的に目を逸らしているのかをとりあえず意識化できる知性のことである。

そう思う。メタ認知だいじ。

ついでに「メタ認知」でぐぐったら、
>メタ認知能力が低い人というのは、 「自分が他人からどう見られているか?」 ということが
>把握できない人です
という書き出しで、合コン云々について語っているサイトがあったけど、そうではなく
「私が合コンに行くのは、彼氏が欲しいのではなく、実は綺麗な女子と男性参加者を貶したいだけなのだと気づいた」などと自覚するのがメタ認知じゃなかろうか。

陰謀論も私は好きではないんだけれど、「実はアレはね」って訳知り顔で語ることに、自分でも他人でも耐えがたいように感じることがあるのは
語っている人が全く内省とかしてなくて、とにかく要因を外部に求めてる”責任転嫁している感じ”や
「それを知っている俺スゲェ!!情強!!」みたいな陶酔があるようで鼻につくから、かなあ。
陰謀の主体と自分を同一視して全能感を味わおうとしているようなお手軽感?
総じて、色々と手抜きしている気がしてしまう。

陰謀史=科学における仮説のようなもの=支配者側の隠蔽体質が仮説に説得力を与える、ってのは「なるほどね」と思った。

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